侍ジャパンが6日、宮崎秋季キャンプをスタートした。日本シリーズ組を除く20選手で始まり、各選手の状態を確認した井端弘和監督(48)は「キャンプやってきただけあって、振れているなという風には思いました。使うのには、かなり悩むなと思います」と、手応えを口にした。練習前には全体ミーティングを行い「思い切ってやってほしい」と伝えた。

シートノックでは、内野の選手は複数ポジションに就いて守った。国際試合とあってユーティリティー性が求められる中、オリックス紅林が左手の負傷で辞退。代わりに日本ハム野村を追加招集した。「ポテンシャルがすごい高い選手」と期待した。

キャンプ前には長嶋茂雄氏から電話を受け激励された。「すごく元気な声で『勝つだけだから』といってもらった。『WBC優勝はまた別物で、また新たにつくってくれ』といわれたのはすごく楽になりました」と受け止めた。チームは13日までキャンプを行い、「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」(11月16~19日、東京ドーム)に向け準備していく。