巨人のドラフト1位中大・西舘勇陽投手(21)が15日、都内のホテルで仮契約を結んだ。契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円。「結果を求めるのが一番なのですけど、ファンの方から愛される選手に。そこを目標にやっていきたい」と引き締まった表情で決意表明した。

陽気に人を笑わせるタイプではなく、「自分はそういうのはあまり得意ではない。真面目にやっていくところを見ていただけたらと思います」と話した。契約金の使い道も「貯金していきたいです」と堅実。「いつも通り練習している日々です」と地に足を着け、日々を過ごす。

最速155キロ右腕は「1年目は1年間1軍に同行。3年以内に日本代表になりたい」と将来像を描く。まずは全球クイック投法を貫き、勝負する。「今のところは自分の力がどれだけ通用するか試したいので、今のスタイルは変えずに。必要であれば変えていきたい」と我を貫く姿勢と柔軟性を併せ持つ。花巻東を卒業時も「4年後プロ ドラフト1位」と目標に掲げ、実現させた。大切にする言葉は「初志貫徹」だ。【上田悠太】

 

 

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