ランの鬼になる! 阪神ドラフト2位の四国IL・徳島、椎葉剛投手(21)は、1月の新人合同自主トレまでに「走り」を強化する計画を明かした。

独立リーグでの1年間は長距離走のメニューをこなす機会が少なかったという。だが入寮後、先輩たちがさっそうとランメニューをこなす姿に衝撃を受けた。トレーナーに確認すると「年明けケガしないように、今のうちに走って」と念押しされ、一念発起する。

「(徳島では)走っても自分のペースで、疲労を抜くぐらいの走り。今走ってみて疲労が…」。最速10キロ増しの159キロの剛球を手に入れ、プロ入りをつかんだのは、この1年間没頭したウエートトレのおかげと自負。ランには重きを置いてこなかった。だが、プロの先輩たちの自主トレを間の当たりにし、スタミナづくりや持久力アップへ強化が欠かせないと肝に銘じた。

この日は鳴尾浜で自主練習を行い、育成ドラフト1位の松原快投手(24=日本海L・富山)とランメニューで奮闘した。キャンプ名物で地獄と称される左翼と右翼のポール間のランメニューは未経験。「2人で予行練習だけはしました」。冬場の体力強化で進化を目指す。【中島麗】

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