ロッテは30日、石垣島春季キャンプに、昨年のWBCでチェコ代表の打撃コーチを務めたアレックス・ダーハクコーチの、コーチング・インターンシップを実施すると発表した。

この取り組みは、昨年開始した、チェコでの野球振興とスポーツを基軸とした文化交流を推進する「マリーンズ-チェコ ベースボールブリッジプログラム supported by PanasonicHVAC Company」の一環として行われる。

今回のコーチング・インターンシップは、日本野球への理解を深める機会を提供してチェコに還元してもらうことを目的に、ダーハク打撃コーチを春季キャンプに招待。キャンプ初日の2月1日から2月11日までの日程でチームに同行する。

チェコ代表は、佐々木朗希投手(21)が3月のWBCでエスカラ外野手に死球を与え、後日宿舎へロッテのお菓子を届けたことでも話題に。同年8月1日には、同代表のパベル・ハジム監督、マルティン・ムジーク内野手、ルカーシュ・エルコリ投手の3人がZOZOマリンを訪れて吉井監督や荻野、山口と面会して交流を深め、その日の日本ハム戦のグラウンドに登場。代表してハジム監督が始球式を行った。

ダーハク打撃コーチは球団を通じて「昨年3月には日本で、大勢のファンの前でチェコ代表としてWBCに参加しました。今でも信じられないような出来事です。だからこそ今回、すばらしいチームの協力のもと日本に戻って来られるのを光栄に感じます。何より、日本のファンの皆さまが野球という世界最高の競技を応援し、愛情を注いでいるということが、この特別な機会をつくってくれました。本当にありがとうございます!今年のマリーンズのキャンプに参加し、共に学び活動できることに興奮しています。野球と人生はよく似ています。1日1日、よりよい未来に向けて前に進もうとするのです。このたびコーチング・インターンシップは、私が野球の指導者としてだけでなく、人間として成長するために与えられたものだと受け止めています」とコメントした。

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