阪神女子も目指すは“アレンパ”! 日刊スポーツでは女子硬式野球クラブチーム「阪神タイガースWomen」の旬の話題を取り上げる随時企画をスタートします。
第1回は創設メンバーで日本女子代表、球団職員としても働く三浦伊織主将(32)に、4年目を迎えたチームを紹介してもらいました。
◇ ◇ ◇
阪神タイガースWomen創設4年目を迎え、主将の三浦は確かな進化を感じている。「チーム内の競争で勝った人が試合に出られるというチームになってきた。すごくレベルが高くなってきていると思います」。今年から、現役時代に阪神岡田監督らとともに85年の日本一を成し遂げた木戸克彦氏(63)が監督に就任。新たにV戦士の戦い方を教え込まれている。
「グラウンドのいろいろなところにヒントがある」の金言を胸に、大差で勝っていても気を抜かない。「野球の知識が豊富ですし、気が引き締まります。めちゃくちゃ熱い方で、私たちを『勝たせてあげたい』と常に言ってくれています」。緻密な野球と勝利への執念で、見据えるは“アレンパ”だ。22年に制した「全日本女子硬式クラブ野球選手権」、昨年初優勝した高校、大学も出場する「全日本女子硬式野球選手権」の2冠が目標。「同じ名前のチームを背負っているので、少しでも近づいて、足を引っ張らないように」。昨年日本一に輝いた阪神にも刺激を受け、女子もタテジマで再び頂点に立つ。
選手はプレーと仕事の二刀流。仕事の時間に合わせ、午前10時30分からと午後6時からの2部に分かれて練習。タイガースアカデミーでコーチを務める三浦は午前の練習に参加した後、午後2時から仕事を行う毎日だ。アカデミーのコーチ、送られてきた打撃動画を添削するムービーレッスンを行うかたわら、古宮帆乃香マネジャーとともに練習場所の確保や試合相手の調整も行う。「どんどん若い子がこのチームを引っ張って、私は縁の下の力持ちになることが一番理想的なチーム」。成熟したチームで常勝を目指す。【磯綾乃】
○…阪神タイガースWomenの左腕、水流(つる)麻夏投手(24)も創設メンバーでタイガースアカデミーのコーチを務める。現在は幼稚園生と小学1、2年の指導を担当し、バットの持ち方から指導。「親目線で『できた』みたいな喜ぶ姿を見られるから、なんかかわいいなと、うれしい気持ちになります」。水流自身は現在、球種を増やすためシュート系の習得に取り組み「任されたイニングを、もうピシッと抑えられるように」と意気込んだ。



