やはり神宮は鬼門なのか。阪神才木浩人投手(25)がヤクルト打線につかまり、プロ初の2桁勝利はお預けになった。6回115球で、10安打4失点はともに今季ワースト。「申し訳ないです。3点もらって負けたので。最後ザキさん(岩崎)に負けも付けてしまった。今日は僕のせいです」と悔しがった。
痛恨だったのは2点リードの4回、無死一、二塁で7番山田との対戦。1ボールから、甘く入った変化球を完璧に捉えられ、左翼ポール際に逆転3ランを浴びた。被弾は6月16日のソフトバンク戦以来今季3本目。1点リードの2回にも中村に左前への同点適時打を浴びるなど、味方打線の援護を2度とも吐き出した。岡田監督も「球数も多かったしなあ。それでフォークが全部見切られとったからなあ」ともどかしげに言った。
今季の才木は防御率1・37と抜群の安定感を見せているが、ヤクルト戦に限ってはカード別ワーストの3・60。唯一、2点台以上の相手だ。セ・リーグ本拠地で、唯一先発としての白星を挙げられていないのも神宮で4戦未勝利。「神宮というのも分かっていた。その中でまとめられなかったのが今日の敗因」と振り返り、指揮官も「なんかあるんやろうなあ」と首をかしげた。
チームは甲子園を離れての9連戦初戦。中継ぎ陣への負担を考慮し、前日5日には「(自分が)勝つよりもイニングを投げる方が大事。7回、8回としっかり投げられたら」と意気込んでいた。無念の6回降板。「しっかり調整して、また次頑張ります」と前を向いた。次こそは納得の快投で、10勝目をつかみたい。【波部俊之介】



