げんこつがパワーを生み出した!? 日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が0-0の8回2死一塁、楽天岸の初球143キロストレートを捉え、決勝の6号2ランを放った。前の打席まで3打席無安打に抑えられており「それまでけちょんけちょんに抑えられていたので。最後打てばと鼓舞していた。最後に打てて良かったです」と喜んだ。

試合前、指揮官にしかられた。前日6日の楽天戦で、3回1死から四球で出塁したが、郡司の中飛でアウトカウントを間違えて併殺に倒れていた。練習中に呼び出され、走塁ミスについて「もうやるなよ」と諭され、最後は軽く頭にげんこつを食らった。頭を下げて謝罪した清宮は「プロとしてやってはいけないミスなんで。反省しなきゃいけないんで」。前夜の失態が、発奮材料になった。

だが、指揮官はそう甘くはない。「今日は100%、振ったところにボールがきただけ。あと5本打って、昨日の走塁を、チャラのちょっと下ぐらい。ああいう大事な場面で走塁ミスしてたら上に行かせる自信ないですね」。貴重な1発を放っても、さらに気を引き締めるため、あえてムチを入れた。

げんこつからの1発。高校野球開幕デーに“一撃”食らって目が覚めた。9年ぶりに出場する母校早実は第5日の11日に登場予定。「いやあ(自身の打撃を)見てくれたらいいですけどね。もっと打ちます」。さらばボーンヘッド。ここから後輩と一緒に、野球界を盛り上げる。【永野高輔】

【動画】日本ハム清宮幸太郎、先制6号2ラン 新庄監督からの試合前“ゲンコツ効果”!?