西武渡辺勇太朗投手(24)がプロ7年目にして初完封を飾った。「最高っす」と一部関係者に大谷翔平似ともいわれる表情を緩める。ロッテ打線をわずか2安打。とはいえ敵は身内にもあり。「今日、いろんな人に『明日(先発は新人の)篠原だよ』みたいな。『イニング、分かってるよね』みたいな、めっちゃプレッシャーかけられてたんで」。リリーフを1人も投げさせず、プロ初先発の18歳にバトンを渡した。
初めて先発ローテーションで回り切る1年だ。休日以外は夕食は栄養士にメニューを任せる。徹底して仕事に心血を注いでも、疲れは出てくる。「下半身と上半身の連動性がうまくいってなくて、腕は振ってるんだけどボールは全然行ってないみたいな」。中10日の休養で整え直せた。
甲子園の星だって、プロで簡単に一流になれるわけじゃない。浦和学院のエースは、ここに至るまで7年かかった。もちろんポテンシャル全開は先。「球速もまだまだ上げられそうな感覚はあるので。来季以降の課題に。1年間、高いレベルのパフォーマンスを出せたら」。チームはこれで4連勝&4位浮上。来季の前に、1日でも今季を長くしたい。【金子真仁】



