法大が慶大を7-4で破り、2勝1敗1分で勝ち点1を挙げた。
トミー・ジョン手術明けの丸山陽太投手(4年=成東)がリーグ初先発し、6回途中1失点で勝利を呼び込んだ。少し緊張した面持ちで「(この1勝は)デカイす。優勝に向けて1歩近づけた」と、うれしそうに振り返った。
前日までの3試合で計20得点を奪った慶大打線をどう封じるか-。大島公一監督(58)の頭に丸山の名が浮かんできた。主将の松下歩叶内野手(あゆと、4年=桐蔭学園)から「慶応打線に1番合っていないのは丸山じゃないですか」と推す声が出たことに加え、兼ねて丸山に抱いていた特性に懸けた。
練習試合で社会人の強豪を相手に先発させると、強打者たちを次々と抑える姿が強く印象に残った。どんな相手にも物おじしない「強敵キラー」にかけると、その期待に応える快投だった。
紆余(うよ)曲折をたどって今がある。2年春にリーグ戦デビューを飾ったが、全国の大学や社会人、プロが参加する交流戦「薩摩おいどんリーグ」で右肘を痛めた。痛みが引かず手術を決めた。激痛と戦いながら1年5カ月のリハビリを経て、神宮のマウンドで投げるまで回復した。
術後の影響で48球での交代となったが、自己最速151キロの直球を主体に組み立て「強い相手こそ、どんどんコントロールも球威も増してくる」と力を込めた。選手生命をおびやかす大けがを乗り越え、心身共にたくましくなった4年生の姿がひときわ輝いた。
▽慶大・外丸東真投手(1点を追う8回に3失策が絡み3失点)「味方のエラーを救うのがピッチャーの役目なのに、できなかった。実力が足りなかった」



