プロ野球ドラフト会議で指名を受けた北海学園大の2選手が28日、札幌市内の同校で球団からの指名あいさつを受けた。

広島4位の159キロ右腕、工藤泰己投手(22=北海)は平均球速160キロを目標に掲げた。オリックス5位の153キロ右腕、高谷舟投手(22=札幌日大)は、あこがれのドジャース山本由伸投手(27)が同球団入団時に着けた背番号43を熱望をした。

   ◇   ◇   ◇

工藤は赤色の広島の帽子を着用し、決意を新たにした。「最高峰のプロ野球の舞台でやるからには、唯一無二の選手を目指して頑張っていきたい」と意気込み、目標に「平均球速160キロ以上」と掲げた。最速が3~4キロアップした今年、中継ぎでは平均154キロをマークしたという。北の豪腕は「頑張れば到達できる範囲」と本気だ。

スピードを求める理由がある。「自分を見てプロ野球選手になりたいなって思うような子どもたちが出てくるのが、自分の1つの人生の目標。ボールの質は球場で見てもわからない。わかりやすいのが球速」と考えるからだ。自身がプロ野球選手にあこがれたように、子どもたちに夢を与える存在になる。

来年の春季キャンプは1軍スタートの可能性を伝えられ、表情を引き締めた。北海時代はソフトバンク木村大の控えだった右腕が、プロのスタートラインに立つ。同席した父典幸さん(56)の前で「これからは受けた恩を結果で、プロで活躍して返したい」と誓った。父がハンカチで感激の涙を拭う姿を見て、照れくさそうに笑っていた。【保坂果那】

◆工藤泰己(くどう・たいき)2003年(平15)9月29日、札幌市生まれ。札幌常磐小3年から常磐ハリケーンで野球を始める。札幌常磐中ではT・TBCに所属し捕手。北海では3年春、夏の甲子園でベンチ入りも出場なし。北海学園大4年春にリーグ制覇、全日本大学選手権8強。家族は両親と姉。175センチ、87キロ。右投げ右打ち。

2025ドラフト会議指名選手一覧はこちら>>