阪神は11日、育成の嶋村麟士朗捕手(22)と支配下選手契約を締結したと発表した。

背番号は「128」から「85」に変更され、契約金1000万円、年俸420万円。

四国IL高知から24年育成ドラフト2位で入団。オープン戦ではここまで8試合の出場で打率4割6分2厘とアピールを続けてきた。11日に取材に応じた阪神竹内孝行球団副本部長は「短いオープン戦ですけど、これだけの成績を残している。あとはキャッチャーとしても1試合任されて完封試合もありました。今本当に彼としては、吸収してどんどん成長している時期。1軍の戦力として期待ができるかなと思いました」と説明した。

「1軍の選手がどういう構成になるかわかりませんが、左の代打とか、そういったところでも活躍の場は広がっていくのかなと思っています」。武器の打力を生かせば、代打としても出場機会は増えそうだ。

阪神の30代の捕手陣は経験豊富な面々がそろうが「20代の子たちで切磋琢磨(せっさたくま)するには、栄枝君とか町田くん、藤田君もいます。その中で誰が出てきてくれるかという楽しみでありますし、30代の正捕手クラスの選手たちをどう追い抜いていけるか、実力を近づけられるかというのは楽しみには思っています」と期待を寄せた。

これで支配下は66人となり、残りは4枠。開幕までは一区切りかと問われると「いや、それはまだ日数もあることですし、どちらとも言えないですね」と話すにとどめた。

▽阪神工藤(2連投で1回無失点2奪三振)「連投の感覚を確かめようと思っていてそれができた。(育成同期入団で支配下登録された嶋村とバッテリーを組み)本当にすごい。僕も負けないように頑張ります」

嶋村麟士朗(しまむら・りんしろう)

◆生まれ 2003年(平15)7月13日、高知市出身。

◆球歴 潮江東小4年から潮江東スポーツ少年団で野球を始める。潮江中では軟式野球部に所属。選抜チームでは後に阪神入りする森木大智とバッテリーを組んだ。高知商では主に内外野手で、甲子園出場はなし。福井工大を中退し、22年8月に四国IL高知入団。23年に捕手でベストナインに選出。24年育成2位で阪神入団。

◆1年目から頭角 昨季はウエスタン・リーグで58試合に出場し打率2割6分6厘、1本塁打、22打点。

◆名前の由来 地元高知の幕末偉人・坂本龍馬の師匠でもあり、蒸気軍艦「咸臨丸(かんりんまる)」で太平洋横断を果たした勝海舟の通称「麟太郎(りんたろう)」にちなんだ。「母が龍馬好きなので」。

◆座右の銘 いつも通り。

◆好きなお笑い芸人 千鳥。

◆趣味 サウナ、自然を見ること。

◆サイズなど 177センチ、90キロ。右投げ左打ち。