広島栗林良吏投手(29)が開幕ローテに大きく前進した。DeNA戦に先発し、5回5安打5三振無四球無失点。何より欲しかった結果を得た以上に、大きく改善された投球内容が首脳陣の評価を上げた。
前回4日の教育リーグ中日戦では勝負どころで制球が甘くなり、変化球を見切られていた。理由は体の開きが早くなり、変化球の腕の振りが弱かったことにある。7日間の調整で、投球フォームも矯正。覚悟して臨んだ登板だった。
1回を先発転向後初の3者凡退で滑り出すと、3回は無死一塁からは2者連続連続三振に取るなど後続を断った。プロ入り最長の5回は1死満塁から三森を一ゴロに打ち取り、代打松尾をフォークで空振り三振に切った。「1週間すごくもどかしい気持ちで、早く結果を残したいと過ごしてきたので、結果が出て良かった」。直球で押し込み、ストライクゾーンのフォークでも空振りを奪った。
昨季まで通算271試合すべて中継ぎ登板だった。投球スタイルを先発仕様に変えるのではなく、中継ぎの意識のまま臨むことで兆しをつかんだ。「継続しないと意味がない。次の登板でも同じように打者が嫌な球にしていきたい」。このまま一気に開幕ローテへ突き進む。【前原淳】



