オリックス宇田川優希投手(27)が19日、552日ぶりの実戦マウンドに上がった。社会人ショウワコーポレーションとの練習試合(杉本商事BS)に先発し、1回1安打2失点。最速は154キロを計測し、ネット裏から見守った岸田監督も「いい球を投げていた。段階はしっかり踏んで、問題なくいってほしい」と目を細めた。
宇田川は「ちゃんと野球人に戻れたな、と。今まで野手つけて打者相手に投げたりとかしたことなかったので、やっと野球してるなって思いました」。マウンドで躍動した。四球を出すと表情をゆがめた。1死一塁では左翼へ直球を痛打され2点本塁打を献上。それでも自慢の直球で2三振を奪い初回を完了した。
20年育成ドラフト3位で入団し、セットアッパーとして頭角を現した。23年WBC優勝メンバーも経験。だが、24年9月13日ソフトバンク戦を最後に再調整に入った。25年3月には右肘のトミー・ジョン手術に踏み切り、今季から育成契約に戻った。
登板後にはベンチ裏で指揮官からグータッチで歓迎された。宇田川は「出力も出てますし、真っすぐの強さとかも手術前よりはだいぶ戻ってきているな」。剛球右腕が1軍復帰への軌道に乗った。【伊東大介】



