日本ハム西川遥輝外野手(33)が25日、チームとともに空路で開幕カードを戦う福岡へ入った。プロ16年目にして14度目の開幕1軍スタートとなる予定だが、現在の心境は-。
「心境…まだ、なんかあんまわかんないな…。初めての感覚。やりたいことをやって開幕を迎えてたのが、そうじゃないんで」
5年ぶりに復帰した古巣で新庄監督と出会った。近年、結果が出ていなかった打撃面で多くの助言を受けたが、それは通算1426安打を積み上げた打撃とは違うアプローチが続いた。
「この前、新庄さんに『打ち方は半年かかるから』って。そんなすぐに打てるもんじゃないって言いたかったと思うんですけど…」
24日のエスコフィールドでの全体練習では指揮官からの助言でバットを寝かせて構えた。立てて構えた台湾での交流試合を含めると本塁打は3本放ったが、オープン戦は打率1割5分2厘。試行錯誤は続いたまま、シーズン幕開けが迫る。
「なんか(打撃の)感覚は振り出しに戻った感じがします…開幕前に。野球を始めてから自分の感覚で20何年やってきて、自分の感覚じゃない打ち方やってるんで、そりゃそうっかなと…もちろん良くなるためにいろいろ言ってくれてるのは間違いない…だから開幕とかの心境じゃないです」
それでも新庄監督は西川を開幕メンバーに選んだ。
「チームが勝つのがね、やっぱ一番。そのためのピースになれるようにやっていきます」
不安はありながらも、やるべきことは分かっている。西川が自ら選んだ野球人生の最終章が、いよいよ始まる。【木下大輔】



