テスト生として、楽天の沖縄・久米島キャンプに参加しているセルジオ・ミトレ投手(32)とルーク・ファンミル投手(29)が13日、紅白戦に登板した。

 ミトレは1回1安打無失点。先頭ジョーンズに右前打を打たれたが、後続を断った。最速は132キロと抑えめだったが、打者の手元で球を動かす持ち味を見せた。右肘の靱帯(じんたい)再建手術を受けたため、過去2年間はリハビリが中心で、打者に投げていなかった。「2年間、打者との対戦がなかった割には、積極的に投げられた」と納得した様子だった。

 ファンミルも1回を投げ、2安打無失点。最速148キロで、身長2メートル16センチからの球筋には角度があった。走者は背負ったが「変化球もよかった。今のところでは、よしとしたい。次は、直球のコントロールを見せられれば」と話した。

 久米島キャンプは、この日で終了したが、両投手とも引き続きチームに同行。15日からの沖縄本島での練習にも参加する。