阪神と契約を結んだジェン・カイウン投手(鄭凱文、20=台湾・文化大)が大物助っ人級の入団会見を行うことが9日までに決まった。通常は関西のホテルや球団事務所で入団の意気込みを語るものだが、阪神の新戦力は違った。12日に台湾・台北市内のホテルで会見に臨む。出席する沼沢球団本部長は「本人の強い希望で現地で行うことになった。両親がなかなか日本に来られないことと、お世話になった人を呼びたいという意向がある」と説明した。
阪神では、96年オフに現役メジャーリーガーのグリーンウェルが米国フロリダ州の自宅で入団会見を行った。米国でも注目されていた大物だっただけに、日本の報道陣も駆けつけたが、それ以来の異例のイベントになる。ジェンは現役の大学生ながら、今回のWBC台湾代表のメンバーに入った。将来を有望視された逸材で、いわば「台湾の佑ちゃん」のような存在。球団関係者は「台湾でも話題を集めており、地元メディアが取材に殺到するだろう」と予想する。この席でタテジマに袖を通す予定で、盛大なお披露目となりそうだ。
台湾代表は1次ラウンドで敗退し、すでにチームは解散。ジェンは一時帰国し、13日の再来日に備えている。3日の代表強化試合では西武打線を2回無失点に抑え、6日の韓国戦でも1回2/3を投げて1安打無失点と即戦力の期待に沿う活躍を見せた。首脳陣は当面は中継ぎとして起用する方針だ。契約時には、文化大に籍を置く猛虎史上初の大学生プレーヤー誕生で驚かせた。さらに異例の入団会見。チーム合流を前に、サプライズを連発している。【田口真一郎】
[2009年3月10日12時3分
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