<広島1-6オリックス>◇6日◇マツダスタジアム
オリックスが広島に快勝し、岡田彰布監督(52)が「公約」に掲げる交流戦での勝率5割復帰に王手をかけた。助っ人外国人を負傷で欠いた国産打線で、2試合連続2ケタとなる10安打。2犠飛もあり、効果的に攻めた。交流戦打率は2割8分9厘と、12球団トップをキープ。7日も広島に勝てば4月28日以来の借金ゼロとなる。
ついに借金は「1」になった。負債を抱え、どこか重苦しい戦いを重ねてきたオリックスが勝率5割に王手をかけた。岡田監督は感情を見せず、静かに言葉をつむいだ。「交流戦終わるまで5試合。なんとかな、1戦1戦よ。(借金を)返す、返さんとかじゃなくてな」。交流戦での借金完済という「公約」実現を目前にしながら、余計なことを話さないのは勝負師としての長年の勘だった。
堅実な攻めで広島を追いつめた。2回2死。ソリアーノが3者連続四球で満塁のチャンスをくれると、大引が二塁内野安打であっさり同点。4回も大引の二塁打で勝ち越した。「僕が塁に出ていって、3、4、5番が返してくれたらいい」。控えめな9番打者の2安打で逆転。岡田監督は「あまり期待してへんけど。あの打順でつなぐとまた上位につながる」と独特の言い回しでほめた。先頭打者を出した5イニング中3イニングで得点。「最初は(情報の)分からん投手でヒット出んやったけど、ヒット出て、二塁、三塁いってうまいこと点取ったんちゃうか」とうなずいた。
カブレラにラロッカ、バルディリス。勝負強い3助っ人が負傷離脱し、交流戦後半を国産打線で戦っている。それでも交流戦のチーム打率は12球団トップの2割8分9厘。交流戦前は2割5分とリーグワースト2位だったが、セ界を相手に打ちまくっている。岡田監督は「外国人おらんで、しっかりつなぐ意識やろうな。そういうのができてきたんちゃうか」と話した。
交流戦12勝7敗。負け越しを消すどころか、2位タイとV圏内。まずは7日も広島を倒し、4月28日以来、40日ぶりの勝率5割に復帰する。【押谷謙爾】
[2010年6月7日11時42分
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