＜西武５－１ソフトバンク＞◇１９日◇西武ドーム

　ソフトバンク打線も苦手サウスポーの西武帆足を攻略できなかった。７回途中まで投げた帆足の前に、３者凡退は１度だけだったが、奪った得点はわずか１点。前夜は対涌井の連続未勝利を７試合に伸ばしてしまったが、帆足にはこれで０８年から９試合土をつけることができていない。天敵左腕にまたも屈し、秋山幸二監督（４８）は「帆足はセには打たれるけど、パは抑える。何でだろうな」と肩を落とした。

　要所を封じられた。帆足から４投手のリレーの前に、１番川崎が５打数立った試合では今季初の無安打。３番多村もノーヒットで連続試合安打は１１でストップ。松中も２四球を得たが、無安打。チームは帆足から４四球とチャンスをつかみながら機能せず、松中は「打線が線になっていない」と危機感を漂わせた。「３連敗だけはできない」。ナインの思いを主砲が代弁していた。

　［2010年6月20日11時47分

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