<広島2-4ヤクルト>◇20日◇マツダスタジアム

 ヤクルト小川淳司監督代行(52)の「喝!」が実った。2回1死三塁の先制のチャンス。宮本の打球は右翼広瀬が捕球し、三塁走者がタッチアップで生還…。と思いきや、三塁走者の飯原はすでにホームベースに向かって走りだしており、慌てて三塁ベースに戻った。

 「ヒットだと思った」と飯原は猛省。集中力の欠けたプレーに、同代行は「あんなのあり得ないですよ。自己犠牲で点を取れてたはずなのに、ボーンヘッドに近い。言いようがないですよ」とバッサリ。直後の守備からベンチに下げてしまった。

 代わって出場した福地が8回1死満塁から右前同点打を放ち、さらに相川の勝ち越し打で連敗を2で止めた。しかし2度とあってはならないプレー。小川代行は「本人が一番『しまった』と思ってると思う。また同じことをやったら使えない」と、厳しい言葉で奮起を期待した。【由本裕貴】

 [2010年6月21日9時12分

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