<ヤクルト5-9阪神>◇17日◇神宮

 序盤の大量失点が響き、ヤクルトの連勝は6で止まった。2回に城島、3回には新井に2ランを打たれた加藤に、小川淳司監督代行(52)は「ランナーをためてドカンっていうのが続くのはこたえる。連打なら、こっちも考えるんだけど」と不用意な1球に注文をつけた。

 だが、頭はすぐに次の試合に向けて切り替わっていた。2回、ブラゼルの打席で一塁走者の新井が、絶好のスタートを切ったことや、6回の鳥谷、大和の盗塁を見て「クセが見破られてるのか、ギャンブルスタートなのか。考えないといけない」と、18日の試合での阪神の機動力への対処を口にした。

 ひとまず連勝は止まってしまったが「ランナーを置いてヒットが出ているからね。明日につながる」と小川監督代行。先発投手の誤算はあったが、試合の中で課題を見つけ、さらなる連勝への準備に取りかかる。

 [2010年7月18日7時40分

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