先発投手陣の立て直しが急務の巨人が、後半戦スタートに合わせ「緊急補強」を行った。26日、巨人栂野雅史投手(25)と楽天朝井秀樹投手(26)の交換トレードが合意に達し、両球団から発表された。朝井はここ2年間1軍で未勝利だが、先発としての実績は大きな魅力。不振の投手陣に新風を吹き込む活躍が期待される。
巨人は開幕直後から首位を快走してきたが、7月に入り6勝10敗と大きく失速した。特に先発投手の不振は深刻で、序盤に早々と崩れる試合が続く。7月の先発白星は1度(4日の東野)しかない。巨人がもたついている間に、2位阪神は0・5ゲーム差、3位中日は3ゲーム差まで接近。31日の移籍リミットが迫る中、主に先発として通算21勝をマークしている朝井を交換トレードで獲得した。
朝井はここ2年間1軍で未勝利に終わっており、まずは2軍戦で結果を出す必要がある。しかし、今の巨人であれば、先発ローテの一角に食い込むチャンスはある。斎藤投手コーチは「今のうち(の投手陣)を見たら先発ローテに誰か出てきてくれないといけない。(朝井は)コントロールがいいし、小気味良い投球をするという印象がある。期待してますよ」と話した。
朝井は08年の交流戦で巨人戦に先発し、7回を5安打2失点、9奪三振の好投で勝利投手となった。原監督は、ブレーキの利いた大きなカーブに苦しめられた2年前の一戦を思い起こし「(変化球が)多彩で、緩急をつけたピッチングができる。あの大きなカーブがね。お互いにとって、いいトレードになると思います」と期待を寄せた。
後半戦の先発ローテには、右ひじ手術で戦列を離れていたグライシンガーも復帰予定。この争いに、朝井が加わるようなら、不振の投手陣は活気づく。
[2010年7月27日9時21分
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