<ソフトバンク2-0日本ハム>◇14日◇福岡ヤフードーム
地球にやさしいエコ勝利!?
ソフトバンクが“ピンポイント攻撃”で白星をもぎ取った。2回2死からロベルト・ペタジーニ内野手(39)李■浩内野手(28)田上秀則捕手(30)の3安打で2点を先制。結局安打はこの回の3本だけで2回以外は1人の走者も出せなかったが試合は制した。ソフトバンクが3安打以下で勝つのは07年5月28日ヤクルト戦(神宮)以来3年ぶり。3連勝目は、あまりに効率の良すぎる勝ち方だった。
エコの時代とはいえ、あまりに効率が良すぎだ。攻撃8イニングのうち7度も3者凡退。それでも白星をつかんだ。
2回裏2死からだった。ペタジーニが、チーム初安打となる中堅左への二塁打で出塁。前日13日に左翼への「驚弾」でダルビッシュを撃破した助っ人が“ピンポイント攻撃”の号砲を鳴らした。李■浩が左前打で続くと、長谷川が四球を選び2死満塁。ここで「何とか食らいつくしかないと思った」と9番田上が、日本ハム榊原の外角スライダーを左前へ2点適時打。結局これが決勝点となった。それどころかその後ソフトバンク打線に安打も四球も生まれなかった。
運がよかった、のではない。勝負どころでの集中力。マスクをかぶっていた田上は「今日の杉内はブルペンから今年で1番よかった。1点あれば勝てると思った」と振り返った。決勝打は、普段のフルスイングの打球とはほど遠い、しぶとく泥臭い一打。勝負どころがわかっていたからこそ、形にこだわらなかった。これで、自身が打点を挙げた試合は10連勝。「あんまり打点挙げてないですからね」と、うれしそうに苦笑いを浮かべた。
わずか3安打で勝利したのは、07年5月28日のヤクルト戦以来3年ぶりだ。この時もマウンドには杉内が登り、7回を1失点に抑えていた。珍しい1勝に秋山監督も「もう、ワンチャンスだった。2アウトから本当にワンチャンスでよくつながった」と打線の集中力をたたえた。残り7イニングでは快音が聞かれなかったが、それでも目の前の白星にまさるものはない。ペタジーニと李■浩は連勝が始まる前、10日オリックス戦で2人で6三振とブレーキになった汚名を返上した。7年ぶりVへ向けて、打線の集中力が生んだ“珍勝利”で加速する。※■は木へんに凡
[2010年8月15日11時52分
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