<西武7-4オリックス>◇1日◇大宮

 本家より一足先に「左のおかわりくん」が再び目覚めた。西武坂田遼外野手(23)がオリックス戦で7月17日以来、46日ぶりの7号3ラン。4点リードの3回1死二、三塁から近藤の直球を左翼席に運び「これまでフルスイングしか考えられなかったけど、今日は落ち着いていた。めちゃくちゃうれしい」と感触をかみしめた。渡辺監督も「逆方向に打てるのは彼本来の力」とうなった。

 7月6日にプロ初本塁打。そこから10戦6発と量産も、6号本塁打以降は30打数5安打14三振。研究され、自分の打撃を見失った。8月6日の2軍降格時は「頭の中がグチャグチャ。どうやって打っていたか分からない」というほどだった。それでも一から鍛え直し、1年目に指導を受けた田辺2軍打撃コーチからは「バットのヘッドがもっと投手寄りに入るのがお前本来の形」と指摘され、フォームも自信も取り戻した。

 本家「おかわりくん」こと中村は右ひじ手術から復帰後まだ本調子でなく「調子が悪いから」(渡辺監督)と7回に代打を送られた。術後の中村が2軍調整していた時は、坂田も2軍。練習で柵越えを連発する姿を「あれはヤバイ」と目に焼きつけた。そんな先輩に後輩が景気づけの1発を送って勝利に導き、首位ソフトバンクに0・5ゲーム差。あとは主砲の復活を待つばかりだ。【亀山泰宏】

 [2010年9月2日8時25分

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