これもキヨシ流のスキンシップ?

 DeNA中畑清監督(60)が27日、ドラフト指名選手にマイブームの「あだ名」を授けた。同4位の三菱日立パワーシステムズ横浜・福地元春投手(24)と同5位の国学院大・山下幸輝内野手(21)の指名あいさつを行脚。即戦力としての期待を熱く語ると思いきや、まずは恒例のニックネーム付けから始まった。

 まず福地は「元春」という名前から、社会人時代は「ゲンさん」と呼ばれていた。それを聞いた中畑監督は「つまんない理由だな」とバッサリ。「ムーミンに似てるな。ムーミンだ。ムーミン」と新たに命名。山下にはヒーロー戦隊に出演していそうな雰囲気を感じ、「仮面ライダーV3」と名付けた。24日の指名あいさつでは1位の亜大・山崎康晃投手(22)に「ハマのお坊さん」とプレゼント。2位の法大・石田健大投手(21)には「ハマのオオカミ」と命名したが、視察した25日の東大戦で髪を気にして投げる姿に、丸刈り指令。「断髪式」を済ませれば、「お坊さん」の変更を考える。芸人・有吉弘行ばりの命名術で選手を戸惑わせてきた。

 指名選手のルックスにも大満足だった。タイプの違ったイケメンぞろいに、「何だ今年は。ドラフトじゃなくて面接で選んだのか?

 みんな顔がいい」とハイテンション。さらに「山下は歌舞伎役者みたいな顔立ちだな」とべた褒めだった。4選手とも端正なマスクに加えて体にも恵まれており、何より納得のいくネーミングに終始、上機嫌だった。【細江純平】