<全日本大学野球選手権:東日本国際大4-1旭川大>◇13日◇1回戦◇東京ドーム

 5年ぶり4度目出場の旭川大(北海道学生)は、延長10回タイブレークの末、東日本国際大(南東北)に敗れ、全国初勝利はならなかった。1-1のまま延長に突入。1死満塁で任意の打順から攻撃するタイブレークに入った10回表、3点を奪われた。野島裕太主将(4年=横浜商大高)は「全員、全国の舞台もタイブレークも初めて。焦りがあった」と、出はなをくじかれ、逆転できなかった。

 チームは東京入りした9日から、思わぬ“敵”に悩まされた。石田威仁(たけひと)監督(37)は「雨が続いて、外で打撃練習ができなかった」と明かした。関東地方の梅雨入りとバッティング。野手は生きた球を打つことができないまま試合を迎え、わずか4安打に終わった。「本物の攻撃力を身につけないといけない」と、石田監督は悲願成就への課題を掲げた。