男子バンタム級トーナメント準決勝は、優勝候補筆頭の堀口恭司(27)が、マネル・ケイプ(24=アンゴラ)を3回肩固めで下し、決勝進出を決めた。

 堀口は1回から、スピードに乗ったパンチで、ケイプを圧倒。右ストレートで2度倒すが、ケイプも驚異的な粘りで立ち上がる。2回も右ストレートやカウンターパンチでケイプを倒すが、KOには至らない。迎えた3回には、相手の頭が顔面に入り、ふらつく場面もあった。偶然のバッティングで試合は中断。その後再開され、前に出る堀口は、再びバッティングで右目上をカット。ピンチに陥ったが、タックルでテーウダウンを奪い、最後は肩固めでギブアップを奪った。

 試合後堀口は決勝前にもかかわらずマイクを握り「今日は得意じゃないサブミッションで決めることができました。みなさんの応援で勝つことができました。しっかり優勝します」と、あらためて優勝宣言をした。