「K-1 WGP 2018 ケーズフェスタ・1」(21日、さいたまスーパーアリーナ、日刊スポーツ新聞社後援)で、K-1スーパー・ウエルター級タイトル初防衛に成功したチンギス・アラゾフ(24=ベラルーシ)が22日、都内で会見し、前王者マラット・グレゴリアン(26=アルメニア)との防衛戦構想に言及した。

 前夜は挑戦者・日菜太(31)に力の差を見せつけた。1回に左ハイキックでなぎ倒すと、2回開始23秒には、日菜太得意の左ミドルキックに合わせ、左のカウンターパンチでマットに沈めた。

 早くも4月8日にはパリで次戦を行い、7月には中国の大会で、ジョルジオ・ペトルシアン(32=アルメニア)との対戦が控える。世界的実力者ならではのスケジュールだが、日本のファンが気になるのは次の防衛戦の相手。アラゾフは時期は定めず「グレゴリアンとやれたら、話題性が高い。彼も私との試合を待っていると思う」とリップサービスした。

 初代王者グレゴリアンは防衛戦の日程が組めず、一昨年12月に王座返上扱いとなった。その後、昨年6月の第2代王座決定トーナメントを制したのがアラゾフで、実現すれば”頂上決戦”となる。

 夢の1戦に向けてアラゾフは「彼も強いが、私も強い。でも、このベルトは私のもの」と自信を見せていた。