大逆転の相手はオカダだ-。1月4、5日の東京ドーム大会で無冠からIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル(IC)の2冠を狙う内藤哲也(37)が、現IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(32)との2冠戦を熱望した。

この日はオカダと8人タッグ戦で対戦。内藤は「チャンピオンに敬意を表して」と正装のスーツで入場したにもかかわらず、エルボー打ち合いの隙にオカダにツバを吐き、挑発。ディスティーノを狙うもかわされ、逆にレインメーカーを狙われるがうまくエスケープ。1月5日の2冠戦を見据えた前哨戦で激しい攻防を繰り広げた。

IWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタル(IC)の2冠を狙える4人のうち、4日にジェイ・ホワイトが持つICに挑戦する内藤は1人無冠の立場。そこからの大逆転プランを描く。さらにこの日は「1月5日の俺の対戦相手、理想はオカダ、予想もオカダかな」と名指しした。

理由は、勝って1番気持ちのいい相手だからだ。内藤は18年東京ドーム大会メインで王者オカダに敗れ、言われた屈辱的な言葉を自ら切り出した。「オカダに言われた言葉、今でも思い出すんだよね。『東京ドームのメインイベント、最高に気持ちいいだろ。勝つと、もっと気持ちいいぞ』って言葉をね。じゃあ、来年の東京ドームでそれを味わおうかな。オカダを倒した上で、どれだけ気持ちいいのか味わわせていただくぜ。カブロン」。2冠と同時に、オカダに2年前の借りを返す。