国際プロレスにも参戦していた米国人プロレスラーのバディ・コルト氏が5日(日本時間6日)に死去した。現役時代に主戦場としていたNWAが同日に発表した。81歳だった。死因は明らかにされていない。

1962年にプロレスラーとしてデビューしたコルト氏は翌年からWWWF(現WWE)に参戦し、WWWF世界ヘビー級王者バディ・ロジャースに挑戦。その後にNWAに主戦場を移し、テリー・ファンクらと抗争を開始。当時のNWA世界ヘビー級王者ドリー・ファンクJr.にも挑戦した。69年に国際プロレスで初来日。金髪をなびかせ、グレート草津、サンダー杉山、ストロング小林らとファイトした。

70年代に入るとフロリダ州、ジョージア州を活動拠点とし、NWAジョージア・ヘビー級王者ニック・ボックウィンクルを下し、王座を獲得していた。しかし75年2月、飛行機墜落事故による大けがで現役を引退。以後はアブドーラ・ザ・ブッチャーらのマネジャーを務めていた。