プロボクシング元ミニマム級世界主要4団体を制し、アマチュアで東京オリンピック(五輪)を目指したがかなわず、プロに再転向したWBA世界ライトフライ級5位の高山勝成(37=寝屋川石田)が19日、名古屋産大(愛知県尾張旭市)の卒業式に出席した。高山は30歳の14年に愛知・菊華高に進学。17年に33歳で大学に進学していた。

「4年間、しっかり学ぶことができてたくさん発見できた。最も学んだことは準備する大事さ。前回の試合(昨年12月27日)もそうですし、準備する大切さがこれまでの大学生活で強く感じたことでした」

高山はボクシング競技の振興や社会貢献に寄与したとして、同大から「特別賞」の表彰を受けた。

今後はボクシングに専念する。次戦は未定だが、目標の2階級制覇へ、陣営はWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)への挑戦を熱望する。「明日から大阪に戻って練習します」。大学での経験を糧に、次の夢へと突き進む。