ボクシング4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=Ambition)がドーピング検査で大麻成分が検出されたとの報道に対し、日本ボクシングコミッション(JBC)は27日、報道陣にプレスリリースを出した。JBC永田有平理事長名で「井岡一翔(Ambitionジム)選手に関して報道がなされておりますが、現在、倫理委員会にて調査、審議を行っております」と現状を報告するにとどめた。

調査、審議中であることで「JBCといたしましては、当該倫理委員会の審議に影響を及ぼすことを避けるために、現時点においてはこれ以上の発表は差し控えさせていただきます」と強調。「尚、当該倫理委員会の結論に至りました段階で、速やかに報告する所存でございます」とした。

井岡は27日の週刊新潮のニュースサイト「デイリー新潮」などが26日に報じたドーピング検査で大麻成分が検出されたとの報道に対し、使用を否定した。またフラッシュ(光文社)5月11日・18日号の報道では井岡の薬物問題とともに、JBCのドーピング検査に用いる検体の扱いや疑惑への対応に問題があるとも報じられていた。