王座挑戦に待ったをかける。27日(後楽園)に高橋ヒロムから復帰戦の相手に指名されたDOUKIが、力強いパフォーマンスを見せた。
6人タッグに出場し、敗れはしたものの、YOSHI-HASHI、後藤、イーグルス組をあと1歩のところまで追い詰めた。
普段は脇役に回ることが多いDOUKIが、この日は違った。「今までに見たことないくらい燃えていた」というイーグルスを強烈なラリアットで吹っ飛ばした。終盤には後藤をイタリアンストレッチNo.32で絞め上げ、その後も次々と得意技を浴びせた。渾身(こんしん)のスープレックス・デ・ラ・ルナが返され、逆転負けとなったが、27日の高橋との対決に向け、さらに闘志に火が付いた。「今日の試合も大事だ。ヒロム、お前が休んでいる間に俺はこうやって命を削っているんだ」と吐き捨てるように言った。
今月行われたジュニアタッグリーグでは、パートナーがいないからか、出場できなかった。同ユニット鈴木軍のメンバーがベルト争いをする中、自分だけが絡めず、悔しい日々が続いた。そんな思いを知ったのか、22日に高橋が「そういう感情を抱えてる人間こそ、俺の相手にふさわしい」と復帰戦の相手に指名。9月5日にIWGPジュニアタッグ王者のイーグルスに挑戦する高橋にとって、自身の調整のために選んだように思える発言にDOUKIは憤りをあらわにした。「指名してくれたのはうれしい。ただお前にとって俺はただのリハビリ相手か? なめんじゃねぇぞ、この野郎」。ただ、これをチャンスと捉え「もし俺が勝ったら、ロビー(イーグルス)に挑戦していいんだよな?」と挑戦権の譲渡を要求した。
「ヒロム、今回は特に負けられない。俺とお前の数カ月、どっちが重いと思う?」。答えは27日に証明してみせる。【松熊洋介】

