危なげなく首位をキープした。オカダカズチカ(33)が、チェーズ・オーエンズを退け、7連勝で勝ち点14とした。1敗のEVIL、全勝のコブがともに勝ち、突破は20日の最終日までもつれ込むこととなった。

シングル初対決の相手に必殺技のレインメーカーが決まらず、マネークリップも何度もかわされたが、慌てることはなかった。高い位置からのバックドロップや変形バックブリーカーなど、要所でしっかりと技を決め、最後はマネークリップでガッチリ捕らえ、ギブアップを奪った。

「こんなに苦戦するとは思わなかったが、これがG1。どんどんキツイ戦いになっていくが、それが軽くなるものではない」と振り返った。

強いオカダのまま、終盤まで来た。残り2戦。14日はトンガと、20日はコブとの直接対決だが「とりあえず明日はタマ(トンガ)の研究をするだけ。特に誰の試合も見ない」と目の前の1戦1戦を心がける。

「負けるつもりで出てない。全勝優勝目指してやっていく」

9月19日の初戦から堂々と優勝宣言し、先頭を走り続けてきた。有言実行まであと3勝だ。【松熊洋介】