SWA世界選手権王者の朱里(32)が、ワールド・オブ・スターダム選手権挑戦権利証&SWA世界選手権試合で、挑戦者のAZM(19)を退け、7度目の防衛に成功した。

5★STAR公式戦で敗戦を喫した雪辱を果たした。がっちりと握手を交わして始まった試合は、序盤からフレッシュな挑戦者の気迫に押された。ダイビングフットスタンプや三角飛びプランチャなどを決められ苦痛の表情を見せたが、王者の意地で反撃。最後は白虎を決めてギブアップを奪った。

権利証と王座を死守した朱里は試合後、10月9日の大阪大会で消滅した小波戦を熱望。「小波が退院したばかりでどうなるかわかりませんが、今週中まで待ちたいと思う」とリング上で呼び掛けた。だが、同じDonna Del Mondoのひめかが現れ「案外、敵は近くにいるかもね」と挑戦を表明。王者は「誰が相手でも守り抜く」と語気を強めた。

ベルトを守る自信がある。9月に「5★STAR GP」で初優勝を果たし、林下の持つワールド・オブ・スターダムへの挑戦権を得た。だが、次々と新たな目標を立て、自分を奮い立たせるのが朱里だ。「(自分から)行かなくなったら負け」と、この日はあえて自らの挑戦権利証とSWAベルトをかけて戦った。「林下と決着をつけ、今度こそ赤いベルトを取る」。12月29日「約束の日」まで、負けるわけにはいかない。