リーグ連覇を目指す高橋ヒロム(31)が、メインイベントでBUSHI(38)とのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン同門対決を制し、3勝1敗1分の勝ち点7とした。

予測不能の攻撃にも屈しなかった。終盤まで試合を優位に進めたが、ラリアットを空振りした一瞬の隙をつかれ、BUSHIに毒霧を噴射された。そこから、ラ・マヒストラルで抑え込まれ、コードブレイカーを決められ、何度も3カウントを奪われそうになったが、回避。顔面を緑に染めながらも、意地のTIME BOMB2をさく裂させ、とどめを刺した。

試合後はリング上にぐったり。だが、マイクを手渡されると「BUSHIさん、俺のこと嫌いですか? なんかやりましたっけ? 顔がピリピリするんですけど!」と、おどける余裕も見せた。

さらに、解説席に座っていた同門の内藤哲也にも「お忙しい中、わざわざ解説にきていただきありがとうございます!」とあいさつ。SANADAとともにワールドタッグリーグ単独首位をひた走る男に「俺ももちろん決勝へ行く!」と、高らかに宣言。続けて、WTLとBOSJの優勝決定戦が同時開催される両国大会(12月15日)のメインイベントを「ジュニアが取る!」と約束した。

最後は、「もっと」を12回連呼。「みんなで、楽しもうぜ!」と絶叫し、会場を沸かせた。ヒロムがジュニア戦線をさらに熱く燃やす。