ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が12月31日、東京・大田区総合体育館でIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との2団体王座統一戦に臨むことが25日、発表された。

同日に東京・赤坂で開催された井岡の記者会見の中で、IBF王座を9度防衛しているアンカハスもビデオメッセージで登場。井岡との王座統一戦に向け「彼のパンチ力は非常に危険。注意しなければならない」と警戒心を深めた。

自身10度目の防衛戦でもあるアンカハスは「この統一戦が決まりとても光栄に思う。井岡選手がこの試合を決断してくれて感謝している。この戦いに向けて、さらなる努力、練習をしていくつもりだ」と意気込みを示した。スーパーフライ級で待望の統一戦となることもあり「統一戦は私の夢だったので、とても楽しみだ」とも強調した。井岡について「この階級の王者の中でベストな選手だと思う。彼と戦うことを切望していたし、実現できてうれしく思う。人柄は謙虚だが、彼のパンチ力は非常に危険なので注意しなければならない」と気を引き締めた。

また過去にスパーリングパートナーとして2度の来日経験があるとしたアンカハスは「日本はとても素晴らしい場所で、日本人はとてもいい人たちで非常に尊敬している」と笑顔。3度目の来日を楽しみにしている様子だった。