ボクシング日本フェザー級王者丸田陽七太(24=森岡)がKO初防衛に自信をみせた。

27日、東京・後楽園ホールで同級7位日野僚(31=川崎新田)との初防衛戦を控える。26日には東京・水道橋で前日計量に臨み、両者ともにリミットよりも100グラム少ない57・0キロでクリアした。「順調に体重も落ち、コンディションはすごくいいですね」と笑顔をみせた丸田は「KO勝ちをイメージしています。KO初防衛ということになりますね」と王者らしく堂々と言い切った。

今年2月、当時の王者佐川遼(三迫)を7回TKO撃破して王座奪取。日本王座初挑戦でベルト獲得に成功し「最後まで気を抜かず、集中していました。強い王者に勝って自信になりました。今回の試合もいつも通りに。楽しみだし、気合も入っている」とリラックスした表情を浮かべた。

一方、挑戦者日野にとって19年12月に佐川に負けて以来、2度目の日本王座挑戦となる。王者丸田に対し「うまい。パンチをいなすのがうまいですが、対策はバッチリしています。苦しい思いで10ラウンドやるつもりでいます。勝機を探りたい」と自信の笑み。減量と調整面に関しても「今までで一番良いと思います。明日は勝つ気でいきます」と気合十分だった。