ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(35=帝拳)が来月控える世界的スターとの王座統一戦に備え、メキシコ人パートナーとのスパーリングを開始した。12月29日、さいたまスーパーアリーナで元3団体統一同級王者のIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との王者対決を控え、26日から都内の所属ジムで本格的な実戦トレーニングに入ったという。

元メキシコ同級王者アドリアン・ルナ、16年リオデジャネイロ・オリンピック同メダリストでもあるミサエル・ロドリゲス、初来日となったホセ・デ・ヘスス・マシアスの3人とのスパーリングで約1カ月後に迫った大一番に向けて準備に入る。マシアスは19年12月に村田が臨んだ初防衛戦の挑戦者スティーブン・バトラー(カナダ)を今年1月、左フック1発でKOしている経歴もあり、タフな3選手と密度の濃い実戦練習を重ねていく方針だ。

所属ジムの公式サイトを通じ、村田は「メキシコからのスパーリングパートナーの隔離期間も明け、今日から本格的なスパーリングができています! 初日にしては良い出来だったと思います!この調子で最後まで突っ走ってまいります!!」と意気込みを示した。