前K-1フェザー級王者椿原龍矢(22=月心会チーム侍)が強豪相手に再起戦を飾った。昨年12月に王座陥落して以来約4カ月ぶりのリングで、K-1傘下Krushの同級王者新美貴士(28=名古屋JKファクトリー)と同級3分3回(延長1回)で対戦し、3-0の判定勝利を挙げた。

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素早く手数の多い新美に対し、右ハイキックなどを的確にヒットさせた。パンチの力強さ、正確性がさらに増し、テクニックにも磨きをかけてきた様子。「まずは勝てて良かったなと。2連敗したら心もしんどくなる。まず勝ちが拾えて良かった。もっとすごい自分をみせたい」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

現役Krush王者という強敵との再起戦。新美について「前に来るのは分かっていたし対策していた。ローキックは蹴られてめっちゃ強かったと思いました」と強さを認めた。自らの成長点について「カウンター、フックの練習して右フックがうまいのが当たったけれど、新美選手がうまくて。ベルトを取り戻し、勝ち方にもこだわりつつ、自分のスタイルを見失わないようにしたい」と王座返り咲きの意欲を示していた。