KAIRIが「カイリ・セイン」として約3年4カ月ぶりにWWEマット復帰を果たした。

第5試合のWWE女子王座戦となった王者イヨ・スカイ-挑戦者ビアンカ・ブレア戦途中に登場。場外に出ていたブレアの目前に姿をみせ、強烈な裏拳を浴びせた。ダメージを負ったブレアに対し、スカイが月面水爆で3カウントを奪ってベルトを守った。試合後、スカイが倒れたブレアの身体を移動させると、セインがインセインエルボーで追撃してみせるなど見せ場たっぷりのカムバック劇となった。大会後にはSNSも更新し「私は戻ってきた」と報告した。

KAIRIは「宝城カイリ」としてスターダムで活躍後、17年6月からWWEと契約。「カイリ・セイン」のリングネームで活動し、女子トーナメントの第1回メイ・ヤング・クラシックで優勝。WWE傘下のNXTでは18年にシェイナ・ベイズラーからNXT女子王座を奪取した。19年4月にスマックダウンに昇格すると、アスカとのタッグ「ザ・カブキ・ウォリアーズ」を結成してWWE女子タッグ王座も奪取。年間最大の祭典レッスルマニアでも防衛戦に臨んだ。コロナ禍となった20年7月、ベイリー戦を最後に日本に戻り、日本でWWEのアンバサダーとして活動していたものの、21年いっぱいでWWEとの契約を満了した。

その後、22年にスターダムに再参戦し、22年11月には新日本プロレス管轄のIWGP女子初代王者に。今年2月にメルセデス・モネに敗れて王座陥落した。8月には9月末を持って活動休止を宣言していた。