寺地が左ジャブをついて軽快な動き。カニサレスも滑り出しよく、力感あるパンチで応戦する。カニサレスは左フックから右ストレートをヒットさせて寺地のバランスを崩した。さらにラスト40秒で大きな右フックをクリーンヒット。寺地はバックステップを踏んだ。

カルロス・カニサレスを攻める寺地拳四朗（撮影・藤尾明華）

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　1回、寺地拳四朗はカルロス・カニサレス（右）にパンチを放つ（撮影・前田充）

カニサレスがフルスイングのパンチで攻勢を強めた。寺地は劣勢だったが、１分40秒すぎに、左フックに合わせて、右フックを相手の側頭部にヒット。足元がふらついた相手に抱きつかれるようにして２人とも倒れたが、ダウンを奪った。明らかにダメージを抱えたカニサレスを仕留めにかかったが、ゴングに阻まれれた。

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　2回、カルロス・カニサレス（左）は寺地拳四朗に倒れかかるようなパンチを放ちリング上に転倒する（撮影・前田充）

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　2回、カルロス・カニサレス（左）は寺地拳四朗に倒れかかるようなパンチを放ちリング上に転倒する（撮影・前田充）

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　2回、カルロス・カニサレス（左）は寺地拳四朗に倒れかかるようなパンチを放ちリング上に転倒する（撮影・前田充）

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　2回、カルロス・カニサレス（左）は寺地拳四朗に倒れかかるようなパンチを放ち両者リング上に転倒する（撮影・前田充）

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　2回、カルロス・カニサレス（左）は寺地拳四朗に倒れかかるようなパンチを放ち両者リング上に転倒する（撮影・前田充）

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　2回、カルロス・カニサレス（左）にパンチを放つ寺地拳四朗（撮影・前田充）

ラウンド前半は寺地が攻勢をかけた。カニサレスは左ジャブを中心に、徐々に体力を回復。ラスト２０秒過ぎに、寺地の右に合わせて右ストレートをカウンターでヒット。ダウンを奪い返した。両者の対戦はダウンの応酬となる激しい打撃戦となった。

3回、カルロス・カニサレス（左）にパンチを放つ寺地拳四朗（撮影・藤尾明華）

カニサレスはパワフルなフックで、寺地はストレートで激しい打撃戦を展開。寺地は左ボディーフックを効果的に打ち込んで、相手の動きを止めた。右アッパーも効果的に放った。終盤は寺地の的確なパンチが相手をとらえた。

４回終了時の公開採点は、ジャッジ１人が２ポイント・カニサレス、２人がドロー。５回に入って、寺地が攻勢をとる。ボディーで攻め立てて、相手にロープを背負わせる。カニサレスはラスト15秒で猛然とラッシュして、寺地をコーナーに追い詰めた。

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　5回、カルロス・カニサレス（左）にパンチを放つ寺地拳四朗（撮影・前田充）

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　5回、カルロス・カニサレス（左）ボディを打つ寺地拳四朗（撮影・前田充）

寺地は前に出てプレッシャーをかける。ボディーを中心に攻めて、相手を下がらせた。右ストレートもクリーンヒット。カニサレスは下がりながら反撃。最後の10秒で連打をまとめて、ジャッジにアピールした。

開始からカニサレスがワンツーをきっかけにラッシュ。寺地をコーナーに追い詰めて、連打をたたき込んだ。ダメージがある寺地だったが、左ボディーフックをたたき込んで反撃。攻守がめまぐるしく入れ替わる打撃戦となった。相手の左ジャブを外して、カウンターで左ボディーフックを入れる。カニサレスは動きがとまり、クリンチで逃れた。

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　7回、カルロス・カニサレス（右）にパンチを放つ寺地拳四朗（撮影・前田充）

最初の２分は寺地が攻勢をかける。前に出て、ワンツーを再三、ヒット。カニサレスは、ラスト１分からギアチェンジして攻撃に移った。ロープに寺地をつめて、左アッパー、右ストレートを打ち込んだ。公開採点では１人がドロー、２人が２ポイント寺地のリードとした。

8回、カニサレス（右）のパンチを食らう寺地（撮影・前田充）

前半は寺地が右ボディーストレートを効果的にヒット。カニサレスは、打たれる度にロープを背負う形となった。ラスト１分から再び前に出る。体ごとたたきつけるような右フックで前に出て、連打を寺地に打ち込んだ。寺地は足をつかうも、パンチを被弾した。

9回、カルロス・カニサレスを攻める寺地拳四朗（撮影・藤尾明華）

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　9回、カルロス・カニサレス（左）にパンチを放つ寺地拳四朗（撮影・前田充）

カニサレスが開始から圧力を高めて、強烈なパンチを打ち込む。体ごと飛び込んで、３、４つと連打を浴びせた。寺地はボディーで対抗も、相手の勢いを止められない。右ストレートをまともに被弾する場面も。終盤はコーナーに追い込まれる場面が多くなった。

寺地はこれまでと一転して、足を使ってサークリング。打ち合いはせず、左ジャブをついた。カニサレスは追い足がなく、空振りが増えた。両者ともに効果的なパンチは多くなかったが、カニサレスは攻勢をそがれた形となった。

寺地は、11回に続いて足を使って、左ジャブをつく。徹底的に打ち合いを避けて、距離をとった。カニサレスは必死で追うが、寺地に回られてパワフルなパンチを空振り。寺地は動きを止めることなく、左ジャブをついた。両者ともに効果的なパンチはなかったが、そのまま寺地がダンスを続けて、終了のゴングとなった。

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　12回、カルロス・カニサレス（右）にパンチを打つ寺地拳四朗（撮影・前田充）

12回、激しく打ち合う寺地（左）とカニサレス（撮影・藤尾明華）

判定２－０で寺地が勝利した。ジャッジ１人は１１３―１１３のドロー。残り２人は１１４―１１２で寺地。２人が２ポイント差で寺地を支持した。

カニサレスに判定勝ちした寺地（撮影・藤尾明華）

寺地拳四朗対カルロス・カニサレス　判定勝ちで防衛を果たした寺地拳四朗（撮影・前田充）

カルロス・カニサレスと抱き合う寺地拳四朗（撮影・藤尾明華）

寺地対カニサレス　カニサレスに判定勝ちで防衛を果たした寺地（撮影・前田充）

カニサレスに判定勝ちで防衛を果たし、コシノジュンコ氏（左）と記念撮影する寺地（撮影・前田充）

寺地対カニサレス　カニサレスに判定勝ちで防衛を果たした寺地（中央）（撮影・前田充）

寺地対カニサレス　カニサレスに判定勝ちで防衛を果たした寺地（撮影・前田充）

寺地対カニサレス　カニサレスに判定勝ちで防衛を果たし、ファンとタッチを交わして引き揚げる寺地（左）（撮影・前田充）

寺地対カニサレス　カニサレスに判定勝ちで防衛を果たし、ファンとタッチを交わして引き揚げる寺地（左）（撮影・前田充）