ラジャダムナンスタジアム認定3階級制覇王者で“ムエタイ界のパウンド・フォー・パウンド”との呼び声も高い吉成名高(24=エイワスポーツジム)が衝撃のONEデビュー戦KO勝利を飾った。
以前から希望していた元ルンピニースタジアム王者ラック・エラワン(23=タイ)と対戦。「(ディフェンスは)ブロックでするシーンもあると思いますけど、基本的には距離で(相手の攻撃を)外したり、体裁きで外すのを得意としているので、それはONEでも生きるんじゃないかと思います」との言葉通り、1Rから華麗なステップでラックの豪腕をスルリとかわし、的確なパンチ、キックを当て続けた。
そして3R2分40秒、リング中央で右ジャブから鋭い左ストレートを放ち、ラックのアゴを打ち抜いてKO勝利を引き寄せた。
これで脅威の36連勝とした吉成は会見で「今回はオープンフィンガーということで、やってみてすごくスリリングで楽しかったですし、より自分の強さが引き出せると感じました。(ONEには)自分の階級にもどんどん強い選手がたくさんいると思うので、ベルトができたらそのベルトの初代チャンピオンを狙いたい」とチャトリCEOが創設を検討しているというアトム級王座について言及した。
会見ではONEで8連勝中のソンチャイノーイ(タイ)との対戦を期待する声も出たが「一度試合しているんですけど(23年に吉成が3RTKO勝利)、その時よりもソンチャイノーイ選手も強くなっていると思うので、僕も強くなっているので、もう1回やったら面白いと思います」と話した。
パフォーマンスボーナスが出てもおかしくない会心の勝利だったが「ちょっと期待したところはあったんですけど、僕はもっと良い試合を求められてると思うんで、期待の表れだと思って前向きにとらえます」と笑顔で振り返っていた。【千葉修宏】

