プロボクシングWBO世界フライ級6位飯村樹輝弥(28=角海老宝石)が15日、横浜BUNTAIで同級王者アンソニー・オラスクアガ(27=米国/帝拳)に挑戦する。13日には横浜市内のホテルで両者そろって会見した。プリンセサ(お姫さま)を愛称とするV4王者オラスクアガからの“先制攻撃”にも好反応してみせた。
王者から「今も笑顔がみえるし、とてもナイスガイな印象だ。試合が終わればリスペクトの心を持って接したいが、今回は自分よりもすてきなスマイルなので気に入らない」と先制パンチが飛んできたが、飯村は冷静に対処。「(オラスクアガは)イケメンだなと思いますし、まず1つ笑顔で勝ったなと思います」と絶妙な切り返しで“勝利宣言”した。
会見の壇上には輝くWBOベルトが掲げられていた。プロ11戦目で挑む世界初挑戦。自然と燃えるものがある。飯村は「目の前にこうやってベルトがあるとテンションも上がる。お互いに好印象だと隣にいて思う。それをリングの上でみせてこのベルトを獲得するだけ」と闘志を燃やした。
世界戦セコンドには、22年10月にプロ初黒星を喫した後から本格的にマネジャーやトレーナーとして支えてくれている元ボクサーの真成美夫人(28)が入る。学生時代から交際し、23年7月に日本同級王座を獲得した後に結婚。日本王座の防衛戦、東洋太平洋王座獲得の際にもセコンドに入ってもらった。学生時代から交際しておりアマチュア時代からの自身を知る妻から「第三者的な」(飯村)アドバイスを送られる。昨年12月に負傷を理由にオラスクアガ挑戦を1度辞退した際も同夫人から「確実に勝つために今やる必要はない」と説得を受け入れて決断したという。
妻と二人三脚で挑戦する大きな舞台。飯村は「計量前の時期に1つ1つのイベントが特別な時間になる。小さい時から見ているあこがれの舞台を自分が経験しているんだなと思うとテンションが上がる。テンションを上げてやっていきたい」と気合を入れ直した。

