<全日本:世界最強タッグ決定リーグ戦>◇11月30日◇東京・後楽園ホール◇8試合◇1700人

 優勝戦はAブロック1位の大森隆男(43)征矢学(27)組と、Bブロック1位の諏訪魔(36)ジョー・ドーリング(30)組で争われ、大森、征矢組が初優勝した。19分44秒、征矢がエビ固めでドーリングを破った。

 優勝を逃したら解散を誓い、大会前に返上した世界タッグ王座を“ゲットワイルド”大森、征矢組が取り返した。公式戦最終戦で右脇腹を痛めた征矢が、徹底的に狙われたが、最後は征矢のワイルドボンバーをかわしたドーリングに大森がアックスボンバー。そこに征矢がワイルドボンバーでとどめを刺した。大森は「厳しい場面があったけど、絶対勝つと信じていた」。征矢は「大森さん、俺とタッグ組んでくれてありがとう。だけど、俺の戦いは終わらない」と、11日の長野大会で船木誠勝(43)に挑戦する3冠ヘビー級王座奪取を誓った。【小谷野俊哉】