大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が7日、大阪市の部屋で軽めの稽古を行った。

 四股や若い衆相手に立ち合いの確認など約1時間30分、土俵周りで調整した。春場所(11日初日、エディオンアリーナ大阪)の出場についてはこの日も明言せず「また明日(8日)、稽古が終わってからですね。大阪に乗り込んで来た時よりは(状態は)良くなったと思う。しっかり力が出るかどうか、15日間やれるか。感覚もそうですし、そういう部分を冷静に見極めていきたい。しっかり今の状況を把握するのも大事なことだと思う」と、初日、2日目の取組を決める取組編成会議(9日)の直前となる8日に結論を出す意向を示した。

 前日6日までの二所ノ関一門連合稽古は、初日の5日が不参加、6日は参加こそしたが相撲は取らなかった。その2日間は、この日と同様に四股など軽めの稽古に終始し、春場所の出場については7日以降に判断するとし、明言していなかったが、タイムリミットギリギリともいえる8日まで様子を見ることになった。