初土俵から負けなしの東幕下14枚目元林(23=鳴戸)が、3番相撲で関取経験者の東幕下16枚目希善龍(34=木瀬)を破り、序ノ口からの連勝を24に伸ばした。

立ち合い当たって引きに転じる相手を、一気の出足で押し出した。この日の朝稽古では、白まわしを締めた師匠の鳴戸親方(元大関琴欧洲)が仮想・希善龍として胸を出してくれたという。「まわしを取ったら相手は強い。師匠と相談して、まわしを取られないことを想定しながら相撲を取れた」と話した。

序ノ口からの連勝は、すでに元小結時天空の22を抜いて歴代単独3位に。1位は三役経験者で現幕下常幸龍の27連勝、2位は元小結坂井の26連勝。残り4番を全勝なら記録更新、さらに来場所の新十両昇進の可能性もある。