日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は6日、報道陣の電話取材に応じ、前日5日に幕下以下の力士1人が新型コロナウイルスに感染したことに関し、その力士が所属する部屋の残る協会員を検査したところ、陽性者はいなかったことを明らかにした。当該力士は部屋以外で隔離されているという。

また、先月27日に師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)や大関朝乃山(27)らの集団感染が判明した高砂部屋についてはその後、新たな感染などの報告はないという。

また前日5日までに、1回目のワクチン接種を受けた協会員の、2回目のワクチン接種が完了したことも明らかにした。高砂部屋に関しては後日、2回目の接種を行う。なお同協会は、幕下以下の力士養成員の感染者については、しこ名や所属部屋などは公表していない。