大相撲秋場所後の9月に日本国籍を取得した小結逸ノ城(28=湊)が20日、東京・両国国技館で行われたインフルエンザ予防接種に参加し、日本国籍取得への思いを語った。

モンゴル出身の逸ノ城は鳥取城北高を経て、13年九州場所で初土俵。ヘルニアなどのケガに苦しむ時期もあったが、三役に返り咲いた秋場所では2大関撃破と気を吐いた。同場所後に年寄名跡の襲名に必要な日本国籍を取得し「将来、協会に残ってやっていくため」と、あらためて取得理由を説明。師匠の湊親方(元前頭湊富士)の本名の「三浦」と、自身のしこ名の下の名前の「駿(たかし)」を取って、日本名は「三浦駿」になる。「気持ちを変えずにやっていくだけ」と引き締めた。