かど番の大関正代(30=時津風)が、痛い5敗目を喫した。

5日目に横綱照ノ富士から金星を挙げた玉鷲に、立ち合いから一気に突き出される電車道の相撲を取られた。1勝5敗。勝ち越しに向けて苦しい状況となった。「左が入ったように感じたけど、持って行かれた。立ち合い自体は当たれたような気がするんですけどね。密着できなかった。相手の手を伸ばさせてしまった」と悔やんだ。

【取組速報】春場所6日目の全取組

今場所は、かど番大関としてはワーストタイの初日から4連敗を喫した。前日5日目は阿武咲を下して初白星。初日を出して「連敗しているときよりは気分的に悪くなかったけど、負けが込み始まるときついところがある」と表情を曇らせた。