西前頭9枚目の若元春(28=荒汐)が“スター”を撃破して勝ち越しを決めた。
三役経験者で西前頭4枚目の遠藤との一番。突っ張り合いから左四つに組み合うと、左右に揺さぶって上手を与えなかった。怒濤(どとう)の寄りで遠藤を破り、8勝4敗。先場所の新入幕から2場所連続の勝ち越しとなった。
【取組速報】大相撲春場所12日目全取組
取組後のオンライン取材で若元春は「自分でもかなりびっくりするくらい、いい相撲だった」と笑みを浮かべた。対戦相手の遠藤を「あこがれ」と表現。「僕が幕下でくすぶっている間に上にいったお相撲さん。スターというか、すごいお相撲さんだと思っていた」。上位の力士との対戦が増えてきたが、実感がない様子。「不思議な感覚。有名人に会った感覚で毎日相撲を取っている。数年前の自分からしたら考えられない状況にいる」。
荒汐部屋の「大波3兄弟」の次男で、弟で三男の関脇若隆景は11勝1敗でトップを走っている。「弟が優勝争いをしているのは刺激になる」とうなずいた。

